DETAIL
原産地 ブラジル、ロシア、モザンビーク、ナイジェリア他
結晶系 六方晶系
光沢 ガラス光沢
組成 SI6O18
硬度 7.5~8.0
高さ 6.0mm
幅 9.7mm
15.0mm
その色は美しい海の浅瀬のようでもあり、海中から水面を見上げた時のようでもある、とても美しい石。
19世紀初頭まではブラジルやロシアから良質なものが産出されていたアクアマリンですが、現在の主な産地は、ブラジル、ナイジェリア、モザンビーク、ザンビア、マダカスカルなどがあげられます。
主にドイツやインド、タイに輸出されてから研磨しているようですが、ブラジルでは産地で研磨してから他国へ輸出されることが多いようです。
ブラジル産
アクアマリンといえばこの国と言われるほど定評のあるブラジル産。
大粒で傷が少ないうえ、純色に近い淡いブルーのものが多く産出されています。
加熱処理をしてグリーンの色味を取り除いているため、非常に美しいブルーをしており、この色は経年で変化することはないそうです。
原形を生かしたファンシーシェイプカットのものが多いというのも特徴です。
ナイジェリア産
アクアマリンを産出し始めたのが1983年からと、比較的新しい産地のナイジェリア。
ブラジル産と比べると傷が多くみられるため、ひび割れを起こす可能性のある加熱処理はあまり行われず、天然のまま出回ることが多いのが特徴です。
また大きさや明度にもばらつきがありますが、色が濃い目で1〜2カラットと高品質なアクアマリンも産出されます。
モザンビーク産
採掘を始めたのが1991年からと、ナイジェリアよりもさらに新しい産地。
モザンビークで産出されるアクアマリンは、色味が濃いのが特徴で、現在では高品質アクアマリンの産地として広く知られています。